Shinobu Ishizaki (sax)
往年の名優、佐分利信を父に持つ、俳優石崎二郎と声楽家の竹村靖子の間に生まれる。
早稲田中学在学中、渡辺貞夫に憧れアルトサックスを始め、早稲田高校に入学後は、名だたる国内プロミュージシャンとの出会いを経て浅草ジャズコンテストで金賞を受賞。
1992年、早稲田高校卒業後バークリー音楽院に入学。在学中にビル・ピアース、ジョージ・ガゾーンに師事。卒業時にはウッド・ウィンド・アチーヴメント賞を受賞。
1996年春、拠点をニューヨークへ移し、ジェームス・ハート、エリック・マクファーソン、クラーレンス・ベン、井上陽介、中村健吾等と共演する。
1997年帰国後は、大野雄二の"ルパン三世"のアルバムレコーディングに参加。またジャズヴァイオリニスト寺井尚子をはじめ、日野賢二のBLUE NOTEツアーなどにも参加。
1999年より、「BIG APPLE in NONOICHI」に参加。井上智、バリー・ハリス、秋吉敏子、ロン・カーター等と共演。またデイビッド・サンボーン、キャンディー・ダルファー、メイシオ・パーカー他、多くのサックス奏者のワークショップ時に通訳も務めながら、自身のユニットや同世代のakiko、TOKU、SOIL&"PIMP"SESSIONSとの交流も持つ。
また2000年からは、ルーツ音楽院にて後進への指導にも力を注ぎ始める。
2014年末より再度ニューヨークに移住し、エリック・レモン率いるブラウンストーンジャズのハウスバンドでの演奏活動を中心に、海野雅威のバンドでジャズクラブ「ファットキャット」に出演。また、マークキャリー率いるハーレムセッションバンドのリンカーンセンターアトリウムでのコンサートに参加する等の活動の他、自身の音源のレコーディングでは、ジョン・カワード、マーク・ホイットフィールドJr、マイケル・キング等と共演。
2017年に帰国後は、自身のユニットの他に、大坂昌彦、スガダイロー、ハクエイ・キム等との活動、アフロビートジャムセッション密林、Okawa & The Rulers への参加と共に、ヒップホップ生バンドDA-Dee-MiXへの楽曲提供など、幅広いジャンルでのプロデュース等も手掛けている。