Ken Ota (sax)
1970年6月15日生まれ。愛知県渥美半島(現・田原市)出身。
6歳よりピアノ、10歳よりトランペットを始め、13歳でサックスを手にする。 高校在学中にクラシック・サックス奏法を雲井雅人に師事。 早稲田大学(ロシア文学専攻)進学と同時にジャズに転向し、池田篤に師事。 在学中に渡米し、ニューヨーク滞在期間にKenny Garrett、Vincent Herringらに師事する。
大学卒業後、大坂昌彦(ds)Quartetのメンバーとしてプロデビュー。TOKU(vo,flh)、小沼ようすけ(g)、 Tommy Campbell(ds)、小林陽一(ds)らのバンドでもレギュラーメンバーとしてライブやレコーディングに参加。
2006年、CD”Swingroove(スウィングルーヴ)”でユニバーサル・ミュージックよりメジャーデビュー。 Charlie ParkerやOscar Petersonらのレコードで知られる、 Jazzの名門『Verve(ヴァーヴ)』レーベルからCDをリリースしたサックス奏者としては渡辺貞夫に続いて日本人2人目となる。 2021年、T-SQUAREなどでの活動で知られるピアニスト和泉宏隆を迎えた第二作“SONGS FROM THE HEART”を 自身のレーベル『SCRAMASAX RECORDS』よりリリース。
日豪ジャズミュージシャンの混合バンド『Japan-Australia Jazz Orchestra(JAJO)』でのシドニーのオペラハウス公演や、 自身のバンドでのロシアのジャズフェスティバル『Sakhalin-Hokkaido Jazz Festival』(サハリン島) 『Triumph of Jazz』(モスクワ)への2年連続出演の他、アメリカ、ジャカルタなど海外のジャズフェスティバルにも出演。
国内では、平賀マリカ、安富祖貴子などジャズボーカリストとの共演以外にも、 矢沢永吉、中村あゆみ、畠山美由紀、中川翔子など、ロック/ポップスシンガーのライブサポートや、 塚越慎子(マリンバ)、山田由希子(パイプオルガン)など、クラシックコンサートへの出演、 『Crarion』『Audi』など車関連会社のTV-CM、出演&音楽提供など、 ジャンル・メディアを問わず幅広く活動している。
また、2007年から12年間、ジャズ専門誌「jazzlife」誌で連載「Jazz Sax Heroes」を執筆。 72名のジャズサックス奏者の生い立ちや演奏を譜面付きで解説し、好評を博す。
2013年より故郷、田原市の「渥美半島ふるさと大使」に就任。 新設された伊良湖岬小学校の校歌の作詞・作曲や、渥美半島観光協会のTV-CMへの出演、地元でのコンサートやディナーショーへの出演など、様々な形で渥美半島PRにも取り組んでいる。